卒論中間レジュメ 第4

2003/11/17(月)

発表者:板倉世典 

 

1.    卒業論文の調査の間考えたこと

 

 どこまでやればいいのか、ゴールは何か、何を明らかにしたいのか、がいつも頭の中をめぐっていた。これまで基本事項をホームページや文献などで調べて理解を深める、言わば勉強と、知った事柄についてさらに深めるための文献発掘、疑問点の洗い出し、そして疑問点に直結するとは限らないが取材という4つのことを何度も何度も回りながらここまでやってきた。しかし、どうすれば終わりになるのかがわからず、きりがないという感じだった。それなりに積み上げてはきたが、それは「論文」としての一貫性は持てないと思われた。

 卒業論文は何のために行うのか、なぜよいものを仕上げようとするのか、発表はゼミ内だけで、質疑は10分程度しかないではないか、卒論が駄作であっても卒業できないということはない。こういった問いに「大学院に行ったときに恥ずかしくないように、そして修論作成のためのステップだ」と自分で答えを出していた。興味があるなら自分で勝手に勉強すればいいだけの話だからである。

 それにしても終わりが見えず、かつ大変である。プレッシャーもかかる。その状況に輪をかけ、一方で光明を見出すきっかけとなったのが、ジョイント・政策フォーラムと同じように農学部だった。農学部生から「君は農学部だったんじゃないの」と言われるほど農学部にいる私だが、論文を意識し始める段になって、どうも文系の論文と理系の論文ではかなり異なるのではないかということに気がついた。3年次編入で工学部から来た国際学部生の一人は、「理系はとにかく簡潔に書こうとする、文系は長い」との違いをもらった。また、森林科学科の内藤先生に論文について聞かれたときに答えを返すと、それでは論文は書けない、もっとテーマを絞らないと、と言われた。国際学部にいては気がつかなかった指摘である。数ある中のコーヒーにしぼり、かつ、有機栽培でしかもアグロフォレストリーでできたコーヒーでさらにフェアトレードという枠を当てはめ、社会科学的アプローチでその将来を考える、というふうに自分なりに絞ったつもりではあったが、根本的に農学部の先生が指摘した「絞る」の意味を取り違えていたようだ。それは先週農業環境工学科の冨田先生に質問に行った時にはっきりした。

 フェアトレード、有機、アグロフォレストリーというのはまったく違う時限の話である。なので、調べ始めると無限の広がりが生じてしまう。つまり、3分の1にしたつもりが、3倍になってしまっているのである。これでは時間が足りなく感じるのも無理はないし、一貫性にも乏しい。また、国内でまだ2つしか(僕の知る限り)存在しない取り扱い業者について将来を占うということは、「少数の成功事例を普遍化してしまう」という社会科学にとって起こしやすい大きな間違いをしてしまう。そしてもしできるとしてもその論理的証明は大変に難しい。事例研究もてではあるが、僕が調べた限り、結構事業家の強い意志と考え方(思想)に基づいたもので、普遍化するというのは容易ではない。普遍化する必要はないにしても、そこから客観的事実を事例研究からあぶりだすのは難しいと思った。時間と経費とエネルギーも足りないと思った。

 「有機農業は人類を滅ぼすまやかしだ」という強烈なロジックを展開されていた宇大の農学部名誉教授である竹村先生が書いた本(正確には論文集)が図書館にあり、読んだところ、どうにも真偽を確かめたく、興奮しつつその読んだ後すぐに冨田先生のところに向かって講釈を問うた。金曜日530分くらいだったが先生は会議ということで、2時間後戻るという。僕は先生の部屋にあるそれらしい本をあさってそこで待つことにした。

先生がお戻りになり、先生が作成した過去の授業のレジュメと、資料に使った本のコピーを渡し、730分くらいから2時間ほどいろいろと話してくれた。先生が話すときりがないから、必要なことだけを君から聞いてくれと言われ、いろいろと質問を浴びせる。先生は詳しく答えてくださった。農薬とは何か、農薬を使わないとどうなるのか、その危険性は何かなどである。しかし、途中からだんだんと論文そのものに話が移りだす。実はその週の火曜日にこんなことがあった。

 

農業環境工学科冨田先生、福村先生と話して

11/11火曜日に富田先生のところへ行く。

本を借りると同時に講釈をお願いしたら、コーヒーの場合は厳密にはアグロフォレストリーとは言わないのだという。アグロフォレストリーとは、木と農産物とを同時に得るという場合に用いられる言葉だそうである。だから、熱帯林の保全の場合にはそうは呼べない。

 論文の内容について話すと、何を疑問に思って、どういった手法で、何をなぜ明らかにしたいのかという根本的なところが抜けていると指摘される。つまり、「論文」とは呼べる代物ではないとのことであった。学術論文雑誌に載せて始めて論文と呼べるので、卒業論文で粗くやったものを、大学院でさらに絞ってやるか、あるいは研究室に引き継ぐのかである。僕がやろうとしているのはマーケティング調査であって、論文ではない。

 

しかし、ここまできたらマーケティングで押し通すしかない。(自分)

 

 フェアトレードや消費者の意識は観念的なもので、証拠はないし、論文という形にはしにくいという。結果は「要は宣伝をいかにうまくやるかが環境に配慮されたコーヒーが伸びる方法だ」ということになる。マーケティング調査にせよ、この結果が何を明らかにしてくれるのか、という仮説を立てなければならない。

 

 

 このことがあったので、論文の骨格ができていないことを先生は承知していたので、論文の書き方、そのための勉強の仕方について教えてくれた。

 

 どんな論文でも1つの意見に過ぎず、今のところ否定されていないだけの仮説に過ぎないのだ。集団幻想かもしれない、天動説のように。多数が正しいと認めているから正しいというわけではない。だから、本にこう書かれているというだけでは何の説明にもならない。ホームページも本も同じで、それだけではまったく信用できない。まず疑うことからはじめなければならない。だからはじめに「〜であるべきだ」と考える人は学者にはなれない。どのような証拠が挙げられているのか。証拠は信憑性があるのか。誰がどういう風にその論文を引用しているのか。その論文の考え方は誰がどのように批判しているのか。君は成功のための条件を考えるというが、成功とはどういう定義でいうのか。その定義は正しいのか。アグロフォレストリーとはもともと何を示しているのか。どう発展していったのか。物事は形が変わりゆがめられつつ伝わっていくから注意が必要だ。こう考えていくと、本を集めても仕方がない。

 君のは聞いていると宣伝方法を検討するに過ぎない。たとえば「コスト」の面だけに注目し、そこだけの評価に突き詰めていくとけりがつく。たとえ突っ込まれても、それ以外は知らないと言える。たとえば「量の確保は」などという問いには、それには別のアプローチでやってみるしかないですね、と言うしかない。論文とは世の中に明らかにされていないことに1つを付け加えることだ。いろいろ触れても、どれ1つ確からしいことはないという状態に君のはなりそうだ。たとえば昔の論文では「中世のイギリス史」というタイトルで長々と書いたものがあった。なるほどと読むが、目新しい真実はない。そういったものはただの雑記帳に過ぎないのであって、論文ではない。たとえ針の先の小さなことでも、しっかり証拠を積み上げて論じれば、少なくともそこだけは誰もやらずにすむ。幅広く今ある現象を伝えるのはジャーナリズムだ。

 では、論文の書き方の出発点は何かというと、まず仮説を立てること。何を知りたいかではなく、どう知りたいのかということが必要。ただの疑問だけではだめ。「○○は〜ではないか?」という仮説をたて、それが証明されればそれが理論となり、それが棄却されればそうではなかったということが明らかになる。ではどうすればその証拠が出てくるか。これが作業仮説だ。どういう方法で明らかにすれば納得が得られるのか。どういう方法の調査が必要になるのか。作業仮説が正しければ、仮説の信用度も高くなる。また、同じ仮説でも作業仮設を変えることで別な人が別の角度から検討できる。1つの論文に「?」は、どんなに小さくても1つだけであって、複数あってはならない。君のは「?」がいくつもある。研究というものはすべてこの手順を一回りしてそう呼べるものであって、すべてこの形である。これ以外のものは研究とは呼べない。

 

 

 このレクチャーを受けて初めて間違いがわかり、道が開けたような気がした。「研究ってそういうことだったのか」と初めて得心した。卒論そのものとは関係ないが、書くことと同じくらい大切なことだと思い、今回わざわざ打って今回レジュメに載せることとした。

 

2.    テーマの再設定、仮説、作業仮説の検討

 

 1をうけて新たにテーマを設定しなおし、仮説と作業仮説を検討することにした。しかし、時期がじきなだけにマーケティング調査としてある程度押し通すしかないと覚悟している。

 テーマはこれまで「発展途上国の持続的農業と環境―アグロフォレストリーコーヒーの可能性の考察―」としてきたのだが、アグロフォレストリーそのものよりも流通や消費者の選好に焦点を当てているので、ふさわしくないように思われる。そこで、書き終えた段階で最も適切なタイトルをつける必要がある。

 仮説は、私が最も知りたいことと、行う予定、あるいはすでに行った調査などから突き詰めて、「有機コーヒーが売れるためには味の向上が必要なのではないか」と設定することにした。これは私が以前有機コーヒーを飲んだときに何ら感動を覚えなかったことによる。つまり、廉価品と変わらないと感じたことが出発点である。この仮説を証明するためには、味という極めて非科学的なものをどう明らかにするかという点が鍵である。

 作業仮説は、これから行う大学祭での客へのアンケートの感想や評価から得る、大手企業、小規模販売店からの有機コーヒーの売り上げ割合と、その増減、企業への聞き取り調査(市内コーヒー自家焙煎店)からのアプローチ、以上から明らかにしたい。アンケートは宇都宮市の中の100人程度のサンプルの妥当性を証明するために、総務省の家計統計調査を用いて宇都宮に地域的消費特殊性がないことを明らかにする。明確においしいから購入する、あるいはしたいというのであれば、有機コーヒーがあまり一般的ではないのは別な要因があると考えることができる。また、おいしくないのであれば、環境に特に気を使っている消費者しか需要はないのであり、少し高めの部分は消費者の気分の満足分の価格であると見ることができる。逆に言えば、環境教育(一種の宣伝)がうまくいけば需要は伸びるということになる。

 おいしいという結果が出た場合は、ほかの珈琲と味が違うのはなぜかということも明らかにしなければならない。有機栽培であるということは、農家の健康や周辺の環境保全には有効だが、野菜の残留農薬と違ってコーヒー豆が汚染されるということはない。また、有機栽培であっても化学肥料であっても養分が吸収される分子レベルでの状態は同じなのだから、味が違うというのは何に影響されるのかは明確でない。この点だけで一つの論文ができるわけだが、できれば突き止めたい。

また、おいしいのにもかかわらず一般的でないという場合、その原因を探る必要もあると思う。考えられるのは次のものである。価格が高い、宣伝が足りない、パッケージがよくない、作るのがめんどう、そもそも総供給量が少ない、である。

価格はある程度市場で有機珈琲が流通している諸外国と比較することで日本の価格がどうなのかを明らかにできる。また、スーパーなどで一般品と有機珈琲の価格を比較して値段の格差を明らかにすることで、ある程度明らかになるだろう。また、アンケートを通じて、どのくらいなら購入するかということでも購入適正価格がわかると思われる。

 宣伝についてであるが、私は有機コーヒーのCMを見たことがない。アンケート有機コーヒーの認知度が明らかに低ければ、ここに問題があろうと思う。大手になぜ売りにしないかも聞いてみる価値があると思う。

 パッケージについてはへの調査で気づかされた点である。フェアトレードコーヒーのパッケージはどれも結構硬いパッケージで、買ってみたくなるイメージがわかない。かわいいパッケージのものはいくらか売れているとのことだった。また、スーパーめぐりをしてわかったのだが、有機コーヒーのパッケージはどれもでっかく「有機栽培」のようなことを印刷してあるだけで、うまさがどうのというのはあまり書かれていない。消費者には「有機栽培である」という情報以外与えられないのである。ここにも問題がありそうである。

 作るのがめんどうという点は、これもスーパーめぐりで発見したのだが、インスタントコーヒーや従来の袋詰めのレギュラーコーヒーと同じくらいの種類数が「モンカフェ」のような1杯分ごと作れる簡単なタイプにあるということである。これまではそんなにあるとは思えなかったが、コンビニによってはレギュラーコーヒーはなくてもそれだけは置いてあるというところもあった。消費者はより手軽なものを望んでいるということだろう。このタイプの有機コーヒーはまったくないか、ほとんどなかった。ここに需要拡大の芽があるだろう。

 総供給量が少ないというのはもっともらしく感じる。生産が難しく、より労力がかかり、単位あたり生産量も少ない有機コーヒーは売ろうと思ってもそれほど確保できないのではないだろうか。この点は業者への質問で明らかにしたい。

 

 以上を踏まえると、特殊なケースとしてアグロフォレストリーコーヒーの販売店に行くのはどうかと思う。論文に入れるとまたややこしくなり、論点がぼやける。アグロフォレストリーにこだわるよりは、有機栽培に焦点を当て、一節で有機コーヒーを1つの形として取り上げるにとどめたい。もしそれ以上研究外で知りたければ個人的に後で行けばいい話である。今のところアンケートでも事足りる気がする。

フェアトレードも、事例を取り上げ、有機コーヒーが一般市場で取引される上での困難を紹介し、の失敗事例とともに簡単な考察をとどめることにする。フェアトレードは考え方が市場経済的ではないので、比較が困難であるし、確固たる信念に基づくものなので、一定以上には論理的に論述、証明できないのではないかと思うからである。ただし、フェアトレードそのものの研究だけを行うなら別である。しかし、今回は一般消費者に焦点を当てるため、同じ土俵に乗せることは困難と判断した。

 

3. これまで行った取材、調査、作業

 

図書館

学内図書検索で有機関係の本を集めた。また、NACSIS-IRで国内すべてのアグロフォレストリー文献のうち、WEBCATで宇大で手に入るものを探し、書庫からコピーしてきた。なかなか参考になる。

農学部

 先ほど言ったとおり、農環の冨田先生と福村先生にお世話になる。

電子ジャーナル

 サイエンスダイレクト、Kluwer Onlineなどからアグロフォレストリーと有機コーヒーに関する英論文を探し出して印刷。10以上見つかる。必要に応じて用いるが、その論文にあるだけでは妥当性に問題があるので慎重に用いたい。

市場調査

 宇都宮市の駅東の約15のスーパーコンビニをまわって、陳列してある商品の種類とその値段を調べてきた。今後もう少し数を回って仮説説明となるデータとしたい。

取材1 ジェトロ福島支部

 阿部さんのつてから福島のジェトロが有機コーヒーフェアをやっていたのを聞き、電話をしてもらう。担当者不在とのことで翌日電話する。どこか有機コーヒーを本格的に扱っている企業を紹介してもらうよう頼む。金曜日だったので月曜日に返事をもらう。会社が個人的な情報を紹介することはできないということで、有機食品を扱うすべての店が紹介されている本があると教えられ、それに代えさせてもらうとのことだった。

取材2 市内コーヒー自家焙煎店

 後の取材記録へ

 

取材3 市内フェアトレード商品取扱店

 後の取材記録へ

 

4.   今後の作業、執筆に向けて

 

・ まずは企業向けアンケートを完成させる。質問の吟味をしている段階だが、返答までに10日は見たほうがいいと思い、明日には送ろうと思う。後の質問表参照。

    海外のホームページから有機コーヒーのサイトを当たり、価格の違いを集める。

    大学祭でのアンケートの内容を再検討し、印刷、回答用の下敷き、ボールペンの準備をする。後の質問表参照。コーヒーはすでに購入済み。

    アンケートの妥当性を得るため宇都宮市立図書館にある総務省の調査結果をまとめる。

    市場動向を確実に探るため、あと10店くらいは商品、価格調査をしたい。

    質問を絞って特に注目してきたあの2社に質問をする。質問を急いで練る必要がある。

    これまでの論文や文献から必要な内容をまとめて、カードに記入する。

 

これを行うだけでも間に合うかどうかわからないが、不足と思われる点は指摘してほしい。正直なところ、仕上がるのかどうかかなり不安である。

材料がそろえば執筆は楽なので、まずは内容集めに徹し、書き始めるのは12月にしたい。

 

5.   章立て

 

冨田先生の指摘なども考慮し、章立てを考え直した。論文の中に依然?が1つではなく複数あるが、1つに絞ると相当にあっさりしてものになることと、これまでの調査を書いてみたいというのと、1つを徹底的に明らかにできるほどの証拠をしっかりした形で導き出すまでの力がないので、?が複数でもいいかなと思った。意見がほしい。

 

1.   ____________

1.1  問題の所在と本研究の意義

1.2.1 仮説の設定

1.2.2 作業仮説の設定

 

2.       コーヒーとその流通構造

2.1       コーヒーという飲み物

2.1.1      伝播の歴史※入れるか迷う

2.1.2      コーヒーの種類

2.1.3      コーヒーの消費

 

2.2       コーヒーの生産

2.2.1      コーヒーノキと栽培法

2.2.2      生産地域の分布と生産事情

2.2.3      コーヒーの生産過剰と価格変動

 

2.3       コーヒーの流通

2.3.1      コーヒーの生産地流通構造

2.3.2      コーヒーの消費地流通構造

2.3.3      コーヒーの流通に関する問題点

2.3.4      コーヒーの産地直送

2.3.5      フェアトレードという考え方

 

3.      有機コーヒー

3.1       有機栽培とは何か

3.2       農薬と農産物との関係

3.3       コーヒーにおける有機栽培

3.4       有機コーヒーの流通構造と市場形成

3.5       アグロフォレストリーという選択肢

3.5.1      アグロフォレストリートは何か

3.5.2      事例から見るアグロフォレストリーとコーヒー生産

 

4.       仮説の検証

4.1        消費者のアンケート調査

4.1.1      調査対象の設定とその調査方法

4.1.2      調査対象の妥当性

4.1.3      調査結果の分析

 

4.2       販売者の調査

4.2.1      大手企業の有機コーヒー販売の状況と有機コーヒーの評価

4.2.2      小規模販売店の有機コーヒー販売の状況と有機コーヒーの評価

4.2.3      聞き取り調査から得る有機コーヒーの認識

4.2.4      宣伝効果とパッケージの工夫

4.2.5      ワンタッチドリップ法の生産

 

4.3       価格調査

4.3.1      市場価格の調査結果より

4.3.2      有機コーヒーの国際価格比較調査から見る適正購入価格と消費者の意識

 

4.4       生産側の問題の調査

4.4.1      有機コーヒーの生産体制

4.4.2      有機コーヒーの生産者の意識―ウインドファームの例から―

4.4.3      有機コーヒーの味を決定している要因、何が欠けているのか

4.4.4      有機コーヒーの取引

 

5. 結論